「料理の原価はじわじわ上がるのに、メニュー価格はなかなか上げられない」——2026年の飲食店経営で、多くのオーナーが抱える悩みではないでしょうか。食材費や人件費の上昇が続くなか、利益をどう守るかは切実なテーマです。そんな今、見直す価値が大きいと言われているのが「ドリンクメニュー」です。ドリンクは一般に原価率が低く、設計次第で客単価と利益率の両方を伸ばせる数少ない領域だからです。この記事では、高粗利ドリンクの考え方から、2026年に注目されるトレンド、注文率を上げる見せ方までを7つの視点で整理します。
なぜ今、ドリンクが利益改善のカギになるのか
フードの原価率が30〜40%前後になりやすいのに対し、ドリンクは商品によっては原価率10〜25%程度に収まると言われています。つまり、同じ1,000円でもドリンクで生まれる粗利のほうが大きくなりやすいということです。料理の値上げは客離れの不安がつきまといますが、ドリンクの追加注文は「もう一杯」「せっかくだから」という気持ちから自然に生まれやすく、客単価をやさしく押し上げてくれます。値上げに頼らず利益を厚くしたいお店ほど、ドリンクの設計を見直す意味は大きいでしょう。
2026年に注目したいドリンクトレンド
2026年は、見た目と健康志向の両立がキーワードだと言われています。マンゴーやパッションフルーツを使った南国系のフルーツドリンク、無糖紅茶や黒豆茶といった「お茶の多様化」、そしてアルコールを飲まない人向けのノンアルコールカクテル(モクテル)が広がっています。いずれもSNSで写真や動画にしやすく、「語りたくなる一杯」になりやすいのが特徴です。流行をそのまま追うのではなく、自店の客層やコンセプトに合うものを1〜2品取り入れる姿勢が大切でしょう。
高粗利ドリンクを設計する3つの視点
- 原価率で選ぶ:ソフトドリンクや自家製シロップ系は原価が低く、粗利の主役になりやすい。
- 手間で差をつける:ひと手間加えた自家製ドリンクは価格を上げても納得されやすい。
- 提案で売る:料理との相性をセットで見せると、追加の一杯につながりやすい。
客単価を上げるドリンクの「見せ方・売り方」7つの工夫
- メニューの一番見やすい位置に「おすすめドリンク」を置く
- 料理とのペアリングを一言添える
- 季節限定・数量限定で特別感を出す
- 写真や動画で「飲みたくなる瞬間」を見せる
- 2杯目を頼みやすい価格帯を用意する
- ノンアル・お茶系を充実させ、飲まない人の単価も上げる
- スタッフの「もう一杯いかがですか」の一声を仕組み化する
ドリンクの強化は、特別な設備投資がなくても今日から始められる利益改善策です。とはいえ「自店ではどの価格・どの原価率が最適か」は、客層やコンセプトによって変わります。飲食店コンサルティングでは、こうしたメニュー設計や客単価アップの仕組みづくりを、数字をもとに一緒に組み立てていきます。
なお、実際の原価率シミュレーションや「客単価を200円上げると月商がどれだけ変わるか」といった具体的な数字を使った試算と事例は、有料note版で詳しく解説しています。すぐ使えるチェックリストやテンプレートも用意していますので、自店の数字で考えたい方はnote版もあわせてご覧ください。
まとめ
- ドリンクは原価率が低く、値上げに頼らず利益を厚くできる領域
- 2026年は南国フルーツ・お茶の多様化・ノンアルが狙い目
- 「原価・手間・提案」の3視点で高粗利ドリンクを設計する
- 見せ方と一声の仕組み化で、客単価は自然に上がっていく
C’est parti&Hでは、飲食店の利益改善・メニュー開発・客単価アップの仕組みづくりをサポートしています。「うちのドリンク戦略を見直したい」という方は、お気軽にご相談ください。料金やサービス内容は料金プランのページをご覧ください。


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